第23回日本救急医学会 九州地方会

第23回日本救急医学会 九州地方会

会長ご挨拶

第23回日本救急医学会九州地方会
ご挨拶

会長  真弓 俊彦
(産業医科大学医学部 救急医学)

  第23回日本救急医学会九州地方会を、2019年6月14日(金)、15日(土)に、北九州市小倉の北九州国際会議場にて開催させて頂きます。大変名誉なことで、会長としてご指名頂き、主催の機会を与えて頂きました学会役員・評議員の皆様に感謝申し上げます。関係者一丸となって準備・運営に尽力致します。この学会が、皆様の学びを深め、明日からの救急診療に役立つ機会となることを心から願っております。

  2019年にはラグビーW杯が、2020年には東京オリンピック、パラリンピックが開催され、また、毎年のように災害が発生している現状を鑑み、多数傷病者の対策を皆で考える機会をと考え、テーマは“迫るマスギャザリングに備える〜救急医療からの提言〜”とさせていただきました。より広域な“チーム”“多職種・多機関・多県連携”が必要で、消防、医療などの救急医療分野だけではなく、行政、警察、自衛隊、海上保安庁など関係各所との事前の協議や連携も欠かせません。どこまで準備が行われ、何が課題であるのか、現場ではどのような行動が求められるのかについて明らかにしたいと考えております。

  また、高齢化社会を反映し、地域包括ケアが唱えられていますが、高齢者の救急対策も大きな課題です。人の生き様、終活に関して考えるとともに、高齢者福祉施設、在宅、救急など関係部署が一堂に会し、対策を討議いただき、地域のヒントになればと考えております。

  なお、夕方には市民公開講座を開催し、救急対応と救急医療を講義と実習で学んでいただくことを計画しております。

  学会の前後には、北九州の美酒美食を堪能頂き、豊富な歴史遺産で日々の疲れを癒していただければと存じます。多数の方々の演題登録、ご参加をお待ちしております。